「脂っぽいものや、甘いものは摂りすぎないようにしているし、野菜も食べている。」
「メイクもノンコメドジェニックなどを選び、スキンケアもニキビ用を使ったり、逆に大人ニキビの原因と言われる乾燥を意識して、うるおいケアもしてみた。」
なのに慢性的なニキビは減っては増えての繰り返し、、、
「皮膚科で処方してもらった薬を塗ると良くなるけれど、ずっと薬に頼らないといけないのかな。。」
今まではネットの情報や、パッケージで何となく良さそうという理由で、スキンケア用品を沢山買ってきましたが、なかなか合うものに出会えず慢性的な大人ニキビ悩んでいました。
ですが去年、以前から興味があった
日本化粧品検定2級の試験を受験、
合格したことをきっかけに、
美容を本で学ぶって楽しい!と感じ、少しずつ本で肌について勉強するようになりました。
ニキビの出来る原因、ニキビにいいもの、ニキビを悪化させるもの。。
今まで良かれと思っていたけれど、
普段の生活で知らず知らずのうちに、
ニキビの原因になっていたのかも
知れないことなど、いくつか発見がありましたので、ご紹介していきたいと思います。
今回ご紹介する情報はこちらの本を参考に実践しました↓
結論!
私がやってみて良かった事は以下のとおりです。
①セラミド(美容液)で肌を潤す
まず、大人ニキビの原因の一つでもある「乾燥」対策として、
セラミド入りの美容液を使うことから始めました。
セラミドはもともと角層(肌)の中に存在し、パワフルな水分保持力を発揮しますが、年とともに減ってしまいます。
セラミド配合の化粧品を使うことで、肌の水分量を増やすことができるのですが、セラミドは水溶性の物質ではないので、化粧水ではなく、美容液や乳液に配合されています。
そこで!
- 保湿成分や美白成分など、有効成分が豊富に含まれている
- 肌に潤いや、栄養を与える、スキンケアのメインとなる重要なアイテムである
美容液で取り入れました。
セラミド化粧品を選ぶ際のポイントがこちらです。
- セラミド1.2.3、このいずれかが入っているものを確実に選ぶこと。
「植物由来」などは肌に優しいイメージですが、それよりも人間の肌に近い組成であることが大切です。
- 価格は量や種類にもよりますが、3000円以上を目安に選ぶこと。
セラミドは化粧品原料としては比較的高価なので、セラミドが入っていても極端に安いものだと、微量しか含まれていない可能性があるので注意が必要です。
私は、セラミドを含む美容液を探して、「松山油脂」の¥2000円と少しくらいの美容液を使っていますが、潤いの効果はとても感じています。
②油分を含む化粧品をつけない(化粧下地・乳液など)
乳液もセラミド入りの同じシリーズ(松山油脂)の物を購入しましたが、
毎日塗っているとニキビが出来てしまうので、主に目元など油分が出ないところだけに塗っています。
油分に頼らなくても、化粧水や美容液など、肌を保湿する方法は色々あるので、
自分に合うスキンケアの組み合わせは、
必ずしも化粧水→乳液→クリームなどとは限らないそうです。
皮脂の分泌が充分にある間は、
乳液やクリームなどで必要以上に油分を補給するよりも、
美容液などでうるおいを補給することが重要です。
なので、普段のスキンケアは基本的に、化粧品+美容液+目元だけ乳液
化粧下地も今までは、、、
などなど、良さそうなものを選んでつけていましたが、
化粧下地は油分を含んでいて、ニキビを悪化させることがあるそうなので、
とにかくあらゆる油分をやめてみようと思い、
思い切ってパウダーファンデーションだけにしてみると、ニキビがぐっと減りました。
今は、保湿美容液などを塗った上から、直接パウダー類を重ねて塗っています。
③酸化亜鉛を含む化粧品を避ける
酸化亜鉛とは、紫外線散乱剤の一種で、日焼け止めや下地、ファンデーションなど大抵のものに入っています。
酸化亜鉛の効果としては、
- 皮脂と合体して皮脂を固めてくれるため皮脂崩れ防止効果が高い。
- 皮脂テカリを抑えられる。
などがありますが、
ニキビが出来やすい人にとっては、毛穴に詰まりやすくなってしまうなど、
酸化亜鉛がニキビの原因になっている可能性があるそうです。
実際、お店でこの酸化亜鉛が含まれていない商品を探すと、なかなか見つかりません。
そこで、本で紹介されていた「無印良品 UVルースパウダー プレストタイプナチュラル ¥1290(2023年12月現在)」を使ってみることにしました。
この商品はSPF50/PA++++にも関わらず、紫外線吸収剤・酸化亜鉛フリー、アルコール・香料不使用で敏感肌の私でも特に問題なく使い続けることが出来ていて、ニキビも出来にくくなった印象です。
また、ファンデーション独特なにおいを感じにくいのも、とても気に入っています。
④白米を玄米に変える
美容と健康にはパランスの取れた食事が何よりですが、特にニキビを悪化させない、改善するには「皮脂の分泌を抑える食事」が大切になると感じました。
栄養素としてはビタミンB1、B2。
血流を改善し、角化異常の発生や色素沈着を防ぐビタミンE。
ニキビの原因となる便秘を改善する食物繊維などです。
ビタミンB1は炭水化物(糖質)の代謝を助ける栄養素なのですが、炭水化物(糖質)がきちんと代謝されないと、皮脂が過剰に分泌されます。
なので、炭水化物ばかり摂取し、ビタミンB1を摂らずにいると、皮脂が過剰分泌されてニキビの原因になってしまうのです。
ビタミンB1が豊富に含まれる食材の例
- 焼きのり
- 豚ヒレ
- 豚もも(赤身)
- ピーナッツ
- うなぎ
- たらこ
- 豚ロース(脂身つき)
- ごま
- 玄米
- グリーンピース
- 鶏レバー
- そば(乾)
- 生ハム
- 松の実
- ベーコン
- カシューナッツ
- 大根(ぬかみそ漬け)
- 大豆(ゆで)
などがありますが、毎日摂りやすく、ビタミン、食物繊維、ミネラルなど栄養豊富でヘルシーな玄米を取り入れたところ、ニキビが減り、肌の調子がとても良くなった印象です。
玄米は精白米に比べると、、
ビタミンB1が5倍
ビタミンEが12倍の含有量で、
しかし、精製されていない玄米は、腹持ちがよい分、白米に比べて消化されにくい為、胃腸が弱い人は水を多めにしてやわらかく炊き、よく噛んで食べる事が大切です。
⑥ノブの固形石鹸
洗顔は余計な油分を含まないシンプルな固形石けんタイプが一番おすすめだそうです。
洗顔料を選ぶときのポイントは、
- 汚れをしっかり落としてくれるもの。
- 余分な油分を含まないもの。
肌にうるおいを残すタイプの洗顔料などもありますが、洗顔料は洗い流してしまうので、有効成分が配合されていたとしても、すすぎの時に全て、水に流れてしまいます。
また、洗顔料には油分が含まれていて、それが肌に残るので、洗顔後にしっとりとした感触にはなりますが、肌には油膜を張ったような状態になり、あとから使う化粧品の浸透を妨げることにもなりかねません。
「ノブ」というスキンケア商品は、乾燥肌向け、大人ニキビ向け、などさまざまな用途に合わせて、シリーズがあります。
かかりつけの皮膚科でニキビ対策としておすすめのスキンケア商品を聞いたところ、この「ノブ」シリーズの「ノブA」の試供品をもらい、使い始めました。
「ノブA」は思春期ニキビ用だったので、20代半ばの私には合わないかなと思ったのですが、使い始めると、刺激はないけど、さっぱり洗いあがり、かと言って乾燥するほどではなく、とても使いやすいと感じています。
お値段も「ノブA アクネソープ¥880円(2023年12月現在)」でお手軽です。
⑤運動習慣(サイクリング)
今まで肌に塗る美容の事ばかり考えていましたが、本を読み、美容と健康の基本は
食べる・寝る・動くことだと気づくことが出来ました。
運動不足が招く体への影響の例
健康面
- 血行不良による頭痛、肩こり、腰痛
- むくみ、冷え
- 便秘
- 体を動かさずに頭ばかり使っている→不眠→気分も沈みやすくなる
美容面
- 血行の悪化→くまができやすくなる
- むくみ→セルライト
- 不眠→ストレス→ニキビや肌荒れ
このように、運動不足によってさまざまな弊害が起こると知り、週に数回(風も穏やかで天気が良い日)、30分程の自転車で運動習慣を取り入れるようになりました。
サイクリングの途中は息が上がったり、疲れたと感じることがありますが、帰ってくると、スッキリするのはもちろん、心地よい疲れがホっとして、体全体の血行が良くなることで顔色も良くなるなど、沢山のプラスの効果を実感しています。
まとめ
人それぞれ肌質も体質も異なり、食べているものや睡眠状況、ストレス、普段過ごしている職場、家庭環境、アレルギー、体調、季節、ホルモンバランスなど、本当に沢山の要因が入り混じって、良くも悪くも肌にも影響が出るのだと思うと、本当に難しいなと思います。
これをすれば誰もが必ず!というものはなかなか無いので、今回私が紹介させていただいた事も1つの参考として、少しでもニキビに悩む方の解決のヒントになれたら嬉しいです。